マイセン 天使人形(「箴言の天使」シリーズより) [C1-12]

マイセン 天使人形(「箴言の天使」シリーズより) [C1-12]

販売価格: 496,000円(税込)

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商品詳細

国・Country : ドイツ

時代・Circa : 1850年〜1934年頃

サイズ・Size: 高さ 約14cm,横 約8cm
         台座の高さ 約2cm弱,横 約7cm,縦 約6cm

詳細・Detail: ドイツの名窯「マイセン」の天使人形です。
         台座の裏に「マイセン」の窯印、手描きの双剣マークがあります。
         顔の表情や髪の毛には繊細な絵付けがされ、手足など体のパーツには立体感のある色つけがなされています。



17世紀のヨーロッパでは中国や日本の磁器が人気を博し、いかに白くて薄く、硬くて艶やかな硬質磁器を生産するかが求められていました。
そして1710年、ヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。
その後も、すぐれた技術と磁器への飽くなき情熱を追求した職人や芸術家たちによって、ドイツにとどまらず、世界の名窯「マイセン」として後世に名が残るようになったことは、ご存知かと思います。

1764年、フランスの彫刻家 ミッシェル・ヴィクトール・アシエ(Michel Victor Acier〔1736ー1799〕)が成型師となり、技術面だけでなく芸術面でも優れた作品を作り続け、「マイセンはあらゆる美術史の様式を表現する」と高く評価されたといいます。
天使人形のことをデヴィーゼンキント(Devisenkind)といいますが、この「箴言の天使」シリーズはその彼が原型を作り、1775年に初めて16種類が製作されました。

特徴としては、台座にある楕円形のプレートにそれぞれフランス語の箴言(格言)が書かれています。
この天使人形のプレートには「Je les enflamme(燃えあがる恋)」とあります。
マイセンを代表する甘美なロココ調様式の人形で、非常に人気がある一品です。

2つのハートに今まさに火を付けようとする天使は、とてもふくよかで愛らしい顔をしています。
その一方で、じっと眺めていると、まるで天使が語りかけてくるような含蓄のある表情にも見て取れます。
燃え上がる恋をなさってる方は、この天使のささやきに耳を澄ましてみてはいかがでしょうか。