アウガルテン プリンツオイゲン カップ&ソーサー6客セット [C1-83]

アウガルテン プリンツオイゲン カップ&ソーサー6客セット [C1-83]

商品詳細

国・Country : オーストリア

窯名・Factory: アウガルテン

サイズ・Size:
【カップ】 直径・・・約9cm(ハンドルを含むと12cm)、高さ・・・約6〜6.5cm
【ソーサー】直径・・・約14cm、高さ・・・約2cm

詳細・Detail: モーツァルトシェイプの「プリンツオイゲン」/カップ&ソーサー6客セットです。
       裏にはポーセリンマークがあります。


こちらは「プリンツオイゲン(PRINCE EUGENE)」シリーズのカップ&ソーサー6客セットで、1720年に創られた最も古い絵柄の一つです。
オスマントルコから神聖ローマ帝国オーストリアの危機を救い、ハプスブルグ家の繁栄に貢献した英雄オイゲン公へ献納されたものであったため、今日に至るまでこの名を冠した作品が知られているのです。
このお品が最初に使われたのが、ヴェルベデーレ宮殿でのディナーでした。
デュ・パキエによって1718年に設立されたアウガルテンの前身・ウィーン磁器工房にて、東洋の影響が見られる(シノワズリ)絵付けが生み出され、その後、装飾的なモーツァルトシェイプのものも作られたと考えられます。
四角いハンドルのヴェルベデーレシェイプより、曲線が優美で女性らしいカップになっています。

特記しておきたいのは、生産工程において3度(以上)も焼成することです。
金彩の場合、金の定着がよくなるように24金の金粉を液体と混ぜて使い、窯焼きの工程も追加されます。
他のブランドと比較すると、金色の美しい輝きが出て金彩が落ちにくいとのことです。
選りすぐりの職人による絵付けも、シックなグリーンの濃淡による美しい絵柄が手描きで表現され、金彩のこの上なく上品な輝きも加わって、持つ喜びを味わわせてくれることでしょう♪
また、カップの飲み口の薄さと絶妙な端反りが、口当たりの良さにつながっています。
ハンドルはとても握りやすく作られているので、ぜひ一度お手に取って確かめてみることをお薦めします。
芸術性と実用性(品質)を兼ね備えた、最高級の磁器であることは間違いありません!
(バックスタンプには、ハプスブルグ家に正式に認められた証としての「盾型紋章」があります。)